パナHD、液晶子会社解散

パナソニックホールディングスが、液晶パネル生産撤退に伴い、兵庫県姫路市の子会社「パナソニック液晶ディスプレイ(PLD)」を解散し、特別清算手続きを始めるのだそうで、5800億円の債権放棄を実施するのだとか。

姫路工場は現在、パナソニックHDが保有し、電気自動車向け電池の生産に活用しており、事業構造の転換を進めていくようです。

PLDの前身会社は平成22年、テレビ向け液晶パネルの生産を開始したのですが、韓国や中国勢との価格競争にさらされ28年にテレビ向け生産を終了し、車載や産業用に特化しており、4年前には工場の生産終了を決め、現在はトヨタ自動車との共同出資会社がEV電池を生産しています。

従業員は既にグループ内で配置転換、2023年度に入り、所有する資産(兵庫県姫路市の工場等)の処分・移管が完了する見込みとなったことから解散および特別清算開始の申立てを行うこととなったようです。

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